グリュイエール原産の、スイスを代表するチーズです。
「グリュイエール」というチーズの名前は、スイス西部フリブール州のグリュイエール村に由来します。
現在では他の国でも作られるようになっていますが、グリュイエールの呼び名はスイス産のものに限られています。
わずかに酸味があり、クリーミーでナッツのようなコクがあります。
引き締まっていてしなやかな断面は、熟成が進むにつれて黄色が濃く、香りも強くなります。
甘みのあるフルーティーな印象のあるチーズです。
グリュイエールチーズの食べ方
グリュイエールは、そのまま食べても美味しいですが、料理に使って楽しむチーズでもあります。
特に熟成の浅いグリュイエールチーズはクセがなくマイルドでどんな料理にも好相性。
グリュイエールチーズの食べ方として最も有名な料理のひとつが「チーズフォンデュ」です。
スイスの郷土料理で、グリュイエールチーズをベースに、エメンタールなどのスイス産チーズやウォッシュチーズ、ブルーチーズなど様々なチーズとブレンドして白ワインで溶かしてフォンデュにします。
チーズフォンデュをするときは、まずはグリュイエールチーズを準備しましょう。
朝食のクロックムッシュに
パンのサイズに合わせてスライスしたグリュイエールチーズとハムを挟んでトースターで焼き上げるだけで贅沢な一品に。
さらにベシャメルソースを挟めばクロックムッシュの出来上がり。
このようにグリュイエールは焼いて香りを引き立てる食べ方がとてもおすすめです。
ワインのつまみのキッシュに
グリュイエールは、キッシュで使う定番チーズ
もちろん加熱しない食べ方もおすすめ。
すりおろしたり、ダイスカットしたグリュイエールを野菜と合わせてサラダにすればリッチで香り豊かなサラダに仕上がります。
そのままおつまみとして食べる場合は、クルミやヘーゼルナッツなどのナッツを添えると風味がより広がります。
お酒と合わせるなら辛口の白ワインが特に好相性。
熱々のグラタンは夕食で
熱々のグラタンは夕食で仕上げにグリュイエールチーズのすりおろしをかけてオーブンで焼けば香ばしいグラタンに仕上がります。
パルミジャーノなどのハードチーズとは違う特有の風味がグラタンにとてもマッチします。
特にオニオングラタンスープのレシピの多くに、グリュイエールチーズが使われています。