イタリアの高級パスタ セタロ スパゲティーニ 1.6mm 500g
赤と青、たったの2色刷りで実にいい雰囲気に仕上げられたセタロのパッケージ。
1.6mmのスパゲティーニは箱入りから袋入りに変更になり、袋の口はハトメ留めになりました。
パスタの製造はもとより、仕上がった「パスタの計量」「袋詰め」「袋の口のハトメ留め」といった、味とは直接関係のない仕上げ工程までも手作業で行うセタロ社。
「人の手でできる事をなぜ機械にまかせるんだい?」そんなパスタ職人さんの声が聞こえてきそうです。
「高級パスタ」として有名ですが、高級パスタメーカーといよりは、正直なパスタ作りをまっとうに続けている「昔ながらのパスタ屋」と言ったほうが正解なのかもしれません。
パスタ生産が中心だった村に、ただ1社だけ残った手作りパスタメーカーです。
セタロ社は、ナポリの南東20KM、ベスビオ火山の麓に位置する小さな村、トッレ・アヌンツィアータ(Torre Annunziata)にあります。
トッレ・アヌンツィアータはベスビオ火山から吹きおりる風と海から吹き込む風が冷暖絶妙に調和して、パスタの乾燥には最適な自然環境。
16世紀以来パスタ生産の中心地として栄えてきました。が、近代的な設備と人工乾燥による量産が可能になるにつれ、パスタメーカーは流通の便のよいイタリア各地に拡散。
残ったのは近代化に背を向けたSETARO一族だけ。いまだに伝統的な製法にこだわり、24時間から120時間をかけて自然の風で乾燥させたパスタを作っています。
表面のザラザラした感じがセタロパスタの特徴
使っているのは、厳選した小麦粉(セモリナ)と湧き水だけ。
ブロンズ・ダイス(銅製の抜き型)を使っているのでパスタの表面に細かい凹凸ができ、ソースの絡みがよくなります。
茹で上がった麺は、モチモチッとして弾力があります。
茹で時間は10分前後と少し長めですが、そこまで茹でても程よい歯ごたえがあり、一噛み毎に小麦の味と香りを感じます。
太さ、歯ごたえ、ソースとの相性などを考えると、1.6mmのスパゲティーニは何にでも使えるパスタです。トマト系のソースはもちろん、少しあっさりめのソースにも合います。
こちらは、ムールマルニエールを作った時の残り汁に生クリームを入れて作ったパスタ。カルボナーラよりもだいぶあっさり目のクリーム系ソースですが、ムール貝の出汁の旨みと小麦の味が調和して、ディナーに食べたい味になりました。
イタリア国内での評価も高く、高級食材店では欠かせない商品となっているセタロパスタ。乾燥麺なので日持ちがします。いつもは生パスタ派のあなたも是非お試しください。
このモチモチ感、きっと気に入っていただけると思います。
◎さらにモチモチがいい、というあなたには【1.8mm スパゲティ】もございます。